この絵本の内容紹介あらすじ

藁のお腹のなっとうかあちゃんと100粒の納豆の子どもたちの愉快で楽しいお話です。

ある日、なっとうかあちゃんはあろうことか寝坊してしまいます。でもこの日は大事なお仕事があるのでなっとうかあちゃん大慌て。子どもたちは知らぬ間に遊びに出かけてしまっていたのです。
「こどもら こどもら どこいった さがさねばねば みつけねばねば」とリズミカルに慌てて外に飛び出すなっとうかあちゃん。

納豆のねばねばにちなんだリズミカルなフレーズが印象的ですね。おやすみの場面も納豆にちなんだ語呂のいいフレーズが登場します。
「ねんねん ねばりよ おねばりよ〜。よいこは ねばねば ねんねしな。」
お馴染みの子守唄もなっとうかあちゃんにまかせれば納豆にちなんだ子守唄に早変わり。違和感のない語呂がなんとも面白いですね。

元気いっぱいに遊びまわる納豆の子どもたちを全員見つけたらやっとお仕事に向かいます。なんと、なっとうかあちゃんはサーカス団員だったのです。

納豆は大豆からできていますが、他のサーカス団員も大豆からできた食べ物ばかり。豆腐の「とうふとうちゃん」、味噌汁の「みそしるねえちゃん」、醤油の「しょうゆにいちゃん」に油揚げの「あぶらげぼうや」。

大豆からいろんな食べ物ができていることにお子さんもびっくりするかもしれませんね。

最後は、なっとうかあちゃんの空中ブランコから飛び出した納豆の子どもたちは、あつあつのご飯の上に着地するのでした。

納豆嫌いのお子さんもこの絵本をとおして納豆を食べてみる勇気が湧くかもしれませんね。納豆好きのお子さんは、納豆をねばねば混ぜるのがさらに楽しくなるかもしれません。

今日の食卓は大豆料理がてんこ盛り!?というのも面白いかもしれませんね。