この絵本の内容紹介あらすじ

ある日、なおきくんは、おもちゃ箱の中から、使っていなかったシールを見つけます。シールは、ブルドーザーや消防車から、ケーキやプリンなど、思わず貼りたくなってしまいたくなる、かわいいものばかり。
嬉しくなったなおきくんは、お母さんに止められていたのにも関わらず、夢中で壁にどんどんシールを貼ってしまいます。ところが、ほとんどのシールを貼り終えた時、お母さんがなおきくんを探しに来たのです。我に返ったなおきくんは、大慌てで壁に貼りつき、必死でシールを隠そうとします。
「どうか見つかりませんように……!」
なおきくんの願いが通じたのか、お母さんはなおきくんやシールに気づかず、遠ざかっていきます。
安心したなおきくんですが、目を開けると、体が動きません。自分の体をよーく見てみると、自分もシールになってしまっていて……!?

思わずはがしたくなるようなかわいいシールのイラストや、なおきくんとお母さんのあたたかみのある表情が魅力の、心あたたまるファンタジーです。