この絵本の内容紹介あらすじ

ゆめちゃんは、幼稚園の年長組です。一年前から家族でニューヨークに移り住み、最初は英語を話せませんでしたが、今ではずいぶん上手になりました。

すっかり秋になり、ゆめちゃんがお母さんとお買い物に出かけるとお店はハロウィンの仮装でいっぱい。ニューヨークに移り住んだばかりの頃は、ハロウィンのお祭りをしなかったけれど今年は目一杯に楽しもうと二人で意気込みます。

10月31日のハロウィンでは、思い思いの仮装をして「トリックオアトリート(おかしをくれなきゃいたずらしちゃうぞ)」と言いながら近所の家々を回ることに決めたのでした。

ゆめちゃんとお母さんがお家に帰り着くと、さっそくハロウィンの準備を始めます。まず、色画用紙を切り抜いてオバケやコウモリを作ります。それから、窓や玄関に飾ったり、偽物のクモの巣を張ったりしました。

お父さんが家に帰ると、ハロウィンに大事なジャック・オー・ランタン(カボチャをくり抜いた提灯)がないことに気づきます。そこで、お父さんとゆめちゃんは、お店でオレンジの大きなカボチャを買ってくることにします。
まず、ゆめちゃんがサインペンでカボチャに目と口を描くと、次はお父さんがその線に沿ってナイフでカボチャをくり抜きます。そして、最後にカボチャの中にロウソクを入れるとジャック・オー・ランタンの出来上がりです。

次の日、ゆめちゃんが幼稚園に行くと、ハロウィンにどんな仮装をするかで話題は持ちきり。お友達は、オバケや忍者、ミイラや潜水艦など、それぞれいろんな仮装をすると言います。

そして、ゆめちゃんはお家に帰るとさっそくハロウィンの衣装作りを始めることにしますが、一体どんな仮装をするのでしょうか。そして、ニューヨークに引っ越して初めてのハロウィンは楽しいお祭りになるのでしょうか。

初めてのハロウィンを過ごす家族を描いた絵本です。ハロウィンの準備から仮装をして街中を回る様子が描かれており、ハロウィンの楽しみ方がふんだんに詰まったお話となっています。