この絵本の内容紹介あらすじ

大人になると当たり前のように「今年ももうすぐ終わりだなぁ」とか「来年もよろしくね」とか「年越しはどうするの?」なんて話になりますよね。
この絵本の主人公のくまの子は、そんな年末の大人たちの様子を見て「らいねんがもうすぐやってくる」ことを知ります。
「らいねんってなんだろう」「らいねんってどんなものなんだろう」とワクワク心躍らせながら、いざ、年越しを迎えます。

そして、ようやく!年が明けました!「らいねん」になりました!
「え?らいねんはどこにいるの?」「何が変わったの?」という、子どもならではの純粋なくまの子に心が癒される絵本です。

確かに、考えてみれば大晦日からお正月になるのに何の変化もありませんよね。ただ日付が変わっただけ。
それなのに「おめでとう」とお祝いし、テレビ番組も特番になり、初詣に行き…子どもからしたら不思議なんだろうなぁと思いますよね。
もしかしたら、この絵本のくまの子の気持ちが「わかる!同じことを考えたことがある!」という大人の方もいらっしゃるかもしれません。

年末年始や大晦日の夜にお子さんと一緒にこの絵本を読んでみると面白いでしょうね。「年越しって?」という子どもの疑問に答えられる、ほっこり優しい気持ちになる絵本です。