この絵本の内容紹介
今日こそ帰ってくると信じて、雨の日も雪の日も、駅で先生を待ちつづけた秋田犬、ハチ。
いもとようこのあたたかい絵とともに、世代をこえて伝えたい感動の実話です。
【作者からのメッセージ】
23年ほど前、私は秋田県・大館のハチ公記念館を訪れました。
その時からハチの絵本を創りたいと願ってきました。
今回、念願が叶ってハチの絵本を創らせていただきました。
10年もの長い年月、雨の日も…風の日も…雪の日も…
まいにち、まいにち 渋谷駅で先生を待ち続けたハチ…。
先生とハチは「主人と忠犬」というより「大好きなともだち」、だれも中に入れないほどの仲良しだったのではないでしょうか…。
ハチは先生が亡くなったことを知らずに、まいにち渋谷駅に迎えに行ったのでしょうか…?
ハチはわかっていたのじゃないでしょうか…?
ハチは「先生といっしょに生きていく」道を選んだのだと私は思います。
最後まで愛し続けたハチ……その愛は今も続いているのです。
いもとようこ