この絵本の内容紹介あらすじ

小さいころは、波の音がこわかったモモちゃん。でも大きくなったから、もうへいきです。海によびかけて、じゃんけんぽんして遊びます。海はどうやって、じゃんけんするのでしょう? そして翌日、モモちゃんがみた海はぜんぜんちがう顔をしています……。読みきかせにぴったりの大きめサイズになった新装版です!

【作者からのメッセージ】
『うみとモモちゃん』によせて

松谷みよ子

ちいさな子が、ひとつひとつ、なにかと出合うときのおどろきや、よろこび、そして、おそれ……。
そばで見ている母親や父親、おとなたちは自分たちが通ってきた幼い日の、みずみずしい感動を、もう一度体験するのではないでしょうか。
この『うみとモモちゃん』は、幼い子がはじめて海と出合ったときの、よろこびやおそれから生まれました。
山道をのぼっていくとき、足もとに咲いている小さな花。深い森にさまよいこんだときのこわさ。自然の持つやさしさとこわさも、どうかわたしたち、おとなも、もういちど、幼い子といっしょになって体験してみてください。