この絵本の内容紹介あらすじ

虫歯のヒミツ、知りたくない?
「むしばいっか」はお父さんとお母さん、お兄ちゃんと妹の4人家族。でも、いっかは「はみがき」のせいで食べものがなく、毎日お腹を空かせていました。お父さんは、家族の命を守るため、引越しを決意するのですが……!? 子どもなら誰もが気になる、「虫歯ってどうしてできるの?」という疑問をユーモアたっぷりに描いた絵本です。

・作/にしもとやすこさんからのメッセージ
子供のころ、歯医者さんに連れていかれると恐ろしくて、泣き叫んでいたのを覚えています! (その声はどこまでも響き渡り、母は恥ずかしかったそうです)
虫歯なんかにならないように、歯は大事にしないといけませんね。
だけど、虫歯菌の方も生きるために必死です。
おいしいものを食べたあとは、キレイに“はみがき”しないと勝手にぞろぞろ引越してきて「虫歯菌の家」にされちゃうかも……!?
この絵本を読んだら、きっと歯みがきしたくなるような楽しい絵本になりました。
ぜひ見てください。

・担当者のうちあけ話
絵本の編集部に配属され、講談社の絵本をとにかくたくさん読んでいたとき、「面白いなあ」と思ったのが、にしもとさんの前作である『たこやきかぞく』でした。幸運にも担当させていただくことになり、前任の(ス)さんから引き継いだのが、この『むしばいっかのおひっこし』のラフだったのです。そこはかとなくユーモラス且つ前向きな「むしばいっか」の甘~い生活に魅了され、N部長に企画を出してから早9ヶ月。経験のない新入社員で、にしもとさんには色々ご迷惑をおかけしたと思いますが、ようやく読者の皆さんにお届けできることになりました。
虫歯と歯みがきのかかわりを楽しく伝えられる絵本になったと思いますので、歯みがきが嫌いなお子さんや甘いものが大好きなお子さんに、ぜひ読み聞かせしてみて下さい! (弓引き童子)