この絵本の内容紹介あらすじ

「はいけい、てんごくのおとうちゃん。げんきにしてますか。」という言葉からお話は始まります。

小学3年生の少年が、亡くなったお父さんへの後悔や楽しかった思い出をエピソードを交えて振り返ります。

もっとお父さんとキャッチボールすればよかったな。お父さんが連れて行ってくれた飛行機ショーは興奮したな。ショーの帰りにホットドックを買ってくれたな。

お父さんが亡くなってから「かわいそうに」と少年はいろんな人に言われます。でも、本当にかわいそうなのは亡くなったお父さんのほうだと思うのでした。

亡くなったお父さんが天国で安心して暮らせるようにと健気に前向きに生きる少年のお話です。

この「てんごくのおとうちゃん」という絵本は、講談社の創業100周年記念に合わせて製作された絵本です。お話は、作者の長谷川 義史さんが実際に経験したエピソードをもとに作られた実話の絵本です。

作者の長谷川 義史さんは、「生きているってことは本当にありがたいことなんだ」ということを伝えたい想いでこの絵本を作られたそうです。

そんな作者のメッセージが前向きに伝わってくる素敵な絵本です。そして、子どもって大人が思っているよりもずっと強くて、今ある環境を受け入れて元気に生きていけるんだよってことが伝わってきます。

絵本『てんごくのおとうちゃん』長谷川義史さんインタビュー