この絵本の内容紹介
いもすけ団地というところにジャガイモのじゃがさんとサツマイモのさつまさんが住んでいました。
面倒くさがりで有名な二人はお腹が空いても料理をする気にもなりません。どちらが料理するかもめましたが、結局は出前をとることにします。
まずは、来々軒にラーメンとカレーライスを頼みます。それから銀寿司に寿司を頼み、天吉に天丼を頼みます。
ピンポーンとチャイムが鳴ると出前が来ました。でも、出前の様子がちょっとおかしい……。
出前で来たのは、空っぽの平皿と空っぽの丼ぶり。平皿と丼ぶりが「きょうはごちそうしてくださるそうで」っと言うと、平皿はカレーライスが食べたい、丼ぶりはラーメンが食べたいと言うのです。
おかしなことにじゃがさんとさつまさんはカレーライスとラーメンを作る羽目に。二人はしぶしぶながらカレーライスとラーメンを作ります。
やっとできたと思ったら、平皿と丼ぶりはあろことか「これはまずい」っとケチをつけるのです。
頭にきた二人は奮起して料理を作り直すことにします。すると、とっても美味しいカレーライスとラーメンに平皿も丼ぶりも大満足。
満足した平皿と丼ぶりは「わたしたちもそろそろやりましょうか」っと言って呪文を唱え始めます。すると、空っぽの平皿と丼ぶりは輝きを放ち、美味しいカレーライスとラーメンが出てきました!
じゃがさんとさつまさんは美味しそうに食べ始めます。出前って大変なんだなぁっと二人が思っていると、またチャイムが鳴ります。さてさて、次は誰が来たのでしょうか。
面倒くさがりなじゃがさんとさつまさんに起きた不思議なお話です。遊んだおもちゃのお片づけやいろんなことを面倒くさがるお子さんに読み聞かせてみるとちょっとした変化があるかもしれませんね。