この絵本の内容紹介
もったいないばあさんは、「もったいなーい」が口癖のおばあさん。もったいないことをしていると、どこからともなくやってきます。厳しいことを言ってばかりですが、本当は愛情に溢れています。
そして、僕は‘もったいないばあさん’に怒られてばかり。それでも、色んなことを教えてくれる‘もったいないばあさん’のことが大好きです。
この絵本は、‘もったいないばあさん’と‘ぼく’の日々を通して『もったいない』が描かれます。
『いもほりのまき』や『うんどうかいのまき』、それから『おちばのまき』など、秋と冬を中心とした25個のテーマをもとに『もったいない』を解決します。
いもほりのまき
お芋掘りは、お芋を掘って持ち帰るだけではもったいない。芋のツルをほったらかしにすると、もったいないばあさんが「もったいなーい」とやってきます。
きんぴらにしたり、煮物にしたり、味噌汁に入れたり、芋のツルは色んな場面で大活躍。それに、芋のツルは栄養満点なのです。
うんどうかいのまき
運動会の日、僕のお母さんはビデオやカメラで撮るばかり。すると、「もったいなーい」と‘もったいないばあさん’がやってきます。
レンズを覗いてばかりでは、見逃してしまうこともあるのです。生の迫力を見ないなんて、もったいないことなのです。
おちばのまき
ある日、僕は友達と一緒に紅葉狩りに出掛けました。ところが、「もみじ ばかりじゃ もったいなーい」と‘もったいないばあさん’がやってきます。
落ちているのは紅葉ばかりではないのです。色んな落ち葉やドングリ、木の実も落ちています。
そして、それらを使って遊ぶのが‘もったいないばあさん’流の遊び方。どの木から落ちたか当てっこしたり、葉っぱで似顔絵を作ったり、秋の遊びは工夫次第でもっと楽しくなります。
ピクトブック編集部の絵本談議
「もったいなーい」って言われてばかりだと、なんだか気が滅入っちゃうかも。
でも、もっと楽しいことが待っていたり、美味しい物が待っていたりすると嬉しさが勝るのかもよ。
うんうん。
口うるさい‘もったいないばあさん’だけど、本当は愛情に溢れているんだね!
良いこと言うね!
もったいないばあさんの周りで、みんなに幸せが溢れているのがその証拠だよね!
そう言われると、たしかにそうだ!
ところで、他にはどんな『もったいない』が描かれているの?
『~のまき』で綴られた25個のテーマはこんな感じかな!
目次 - 25個のテーマを見る
- 1.いもほりのまき
- 2.うんどうかいのまき
- 3.おちばのまき
- 4.ぬりえのまき
- 5.おでんのまき
- 6.きもののまき
- 7.わらのまき
- 8.かきのまき
- 9.かぜのまき
- 10.江戸へいくのまき ―ぬか―
- 11.江戸へいくのまき ―火事―
- 12.冬至のまき
- 13.おおそうじのまき
- 14.かがみもちのまき
- 15.三角のまき
- 16.ゆたんぽのまき
- 17.みそのまき
- 18.ください ありがとうのまき
- 19.ゆきのまき
- 20.毛糸のまき
- 21.ハマグリのまき
- 22.たべほうだいのまき
- 23.うたのまき
- 24.かさのまき
- 25.おわかれのまき
ちなみに、巻末には『もったいないばあさんのふくわらい』で遊べるおまけ付き!
今回の「もったいない」は秋と冬を中心に描いているけど、春と夏を描いたバージョンもあるんだよ。
「もったいないばあさんが くるよ!」も読んでみてね!