この絵本の内容紹介あらすじ

あるところにクレヨンがありました。ところが、このクレヨンは普通のクレヨンではありません。猫の体と同じくらいの大きさです。

そのクレヨンの持ち主は、体の大きなゾウ。長い鼻を上手に使って描きます。

ゾウが青いクレヨン使って大きな丸を描くと、カエルは池だと勘違いして飛び込みました。もちろん池ではないので、カエルは飛び込むことができず、ただただ驚いてしまいます。

絵本「ぼくのくれよん」の一コマ

今度は赤いクレヨン使って壁一面を塗りつぶすと、動物達は火事が起きたと勘違いして一斉に逃げ出しました。動物達の慌てようは、本当の火事に直面したかのうようです。

絵本「ぼくのくれよん」の一コマ2

そして今度は、黄色いクレヨンで大きな楕円を描くと……。


この絵本は、ゾウが自由奔放にクレヨンで遊ぶ姿を描きます。そのダイナミックなクレヨン使いは、見ているこちらが気持ち良くなるくらいです。

「びゅーびゅー」と勢いよく塗りつぶしていくゾウの姿を見ているうちに、自然と絵を描きたくなるはず。上手に描けなくても、楽しんで描くことが大切なのだと伝わってくるように感じます。

講談社 絵本通信

スケールの大きい想像の世界に誘う『ぼくのくれよん』読み聞かせのコツ