この絵本の内容紹介あらすじ

絵本の主人公は、町のコロッケ屋さんのコロッケ。
ある日、コロッケ屋さんのおじさんがよそ見をしているすきにコロッケは逃げ出してしまいます。

コロッケは、コロコロ転がりながら町を移動していきます。そして、最初に向かったのは、広場です。野球少年がキャッチボールをしているとボールにコロッケが混ざっているので子どもたちはびっくり!

次にやってきたのは動物園。ライオン、ワニやゾウやサルに混じっているのはコロッケです。動物に混じってさりげなく登場するコロッケ。読み聞かせながら、コロッケはどこかな〜っと探してみるのも楽しい場面です。

広場や動物園で楽しそうなコロッケですが、それだけでは物足りず、バスに乗ってもっと遠くへお出かけします。向かった先は、ジャガイモ畑。ジャガイモに混ざって一休みしていると、あっという間に夜がやってきました。

夜になって満月を見たコロッケは、なんと、月に行こうと決心します。コロッケは一生懸命、山を登りますが、それでも月はまだまだ遠くにあります。コロッケは月に行くことはできたのでしょうか。

陽気で愉快なコロッケのほのぼのしたお話です。最後は、ほのぼのした雰囲気から急展開。一気にスケールが大きくなる場面のギャップも面白い絵本です。