この絵本の内容紹介
シロはミキちゃんの犬。ふたりは、いつも楽しい時間を過ごし、幸せが溢れていました。
ところが突然、シロを残して大好きなミキちゃんがいなくなってしまいました。
どうしてかな。なんでかな。いくら考えても、いくら探しても、ミキちゃんはどこにもいません。
それ以来、シロは不幸になってしまいました。ミキちゃんに会いたい一心だったのです。
ところがある日、シロが目を瞑っているとミキちゃんの懐かしい声が聞こえてきました。シロはミキちゃんに会えたのです。
永遠の別れを突きつけられても、大好きなミキちゃんのことを想っていれば、まぶたの裏では変わらない姿で会うことが出来たのです。
「とおくて、ちかいところに いたんだね。」
この言葉に、悲しみと喜びが交差します。大切な思い出は、決して色褪せないということが伝わることでしょう。