この絵本の内容紹介
くしゃむし君は、イタズラが大好き。
動物達のところに飛んで行き、あるイタズラを仕掛けました。
カメさんはどうなる!?
「かめさんに ぶーーーん」
くしゃむし君が飛んで行くと、カメさんは鼻がムズムズ。それから……
「はっ はっ はっ
はくしょーーーん」
カメさんは大きなくしゃみをしてしまいました。
しかも、その拍子に甲羅が躍び跳ね、隠れた体が露わに……。
キリンさんはどうなる!?
「きりんさんに ぶーーーん」
くしゃむし君が飛んで行くと、キリンさんも鼻がムズムズ。そして……
「はっ はっ はっ
はくしょ~~~ん」
キリンさんも大きなくしゃみをしてしまいました。
しかも、その拍子に長い首が縮こまり……。
くしゃむし君のイタズラは終わらない!?
くしゃむし君は、まだまだ飽き足らず、ゾウさんのところにも、ライオンさんのところにも——イタズラはまだまだ続きます。



イタズラされた動物達は、大きなくしゃみをしてしまうのですが、その反動でどうなってしまうのでしょう——次の展開がとても気になる絵本です。
ピクトブック編集部の絵本談議

『次はどうなると思う?』
一緒に想像しながら読み聞かせすると楽しさが何倍にも広がるよ!

動物達のくしゃみ、大迫力だ!
「はっ はっ はっ」からの「はくしょーーーん」の語感もクセになるよね。

「はっ はっ はっ」でたっぷり溜めて、「はくしょーん」は思いっ切り!
こんな感じで声のトーンや大きさを工夫してみるのが読み聞かせのポイントかも。

うんうん。
物語を楽しむのもいいけど、絵本で遊ぶのも楽しいよね♪

ところで、ライオンさんはどうなっちゃうんだろうね?

それは読んでみてのお楽しみ!
といわけで今回は、絵本「はっはっはくしょーん」のご紹介でした!
絵本作家:あいはら ひろゆきさんが、この絵本に込めた想い

ぼくは仙台の出身で、東日本大震災の後、被災した保育園の慰問を続けてきました。
そこで交流が生まれた園の子どもたち、先生に相談しながら作っていった絵本です。
最終的には30近い園の協力を得て完成しました。
震災の傷が癒えることはありませんが、この絵本でひととき子どもたちが笑顔になってくれることを願っています。