この絵本の内容紹介
私が私でいられる場所に、帰ろう。
どうして夜はこんなにも、私の心をさびしくさせに来るのだろう。「おいで、怖くないよ」この白くてやさしい生き物にしがみついていれば、もうさびしさに溺れずにすむのだろうか。<本編より>
ある事情で家族のもとを離れ、しろくま達と共に暮らす絵描きの女の子。孤独と不安にさいなまれる彼女にとってのしろくま。それはまるで、暗い夜に帰るべき場所を照らしてくれる灯台の光のような存在だった。これは、孤独と不安に苛まれるひとりの少女が、自分の居場所を見つけるまでの物語――。
SNSで公開された断片的なイラスト群が、大幅な描き下ろしを加えて一つの物語に。若き新鋭が全編水彩画で描く、心温まる漫画絵本。
もくじプロローグ Prologue温かな毛布 Please warm me.幸せの匂い His smell makes me happy.こわい夢 nightmare.いねむり Lots of happiness.夢の中 I was dreaming.わたしの灯台 You are my lighthouse.夏空 A white cloud is floating in the blue summer sky.じゃんけん His rules.迷子の彼 He was hungry and lost.こぐまズと女の子 She is fond of painting a picture.こぐまと男の子 He came to pick him up.じゃんけん2 Their rules.おやすみ、こわい夢を見ないように Good night.私が私でいられる場所 This is where i belong.エピローグ Epilogueあとがき Afterword