この絵本の内容紹介
カオリとバナナは、チューリップの球根の女の子。土の中で来年の春にきれいな花を咲かせる準備をしていたのですが、秋の夜、満月の空からあらわれたキューコンチョーにさらわれてしまいます。海をわたるとちゅう、キューコンチョーから落ちたバナナはジャワ島に流れ着き、カオリはそのままトルコの宮殿に運ばれてしまいました。
きれいな花を咲かせることを夢みる球根の女の子たちが、チューリップがどうして人を幸せな気持ちにすることができるのか、その秘密を知ることになる物語。銅版画家、山本容子が初めてストーリも手がけた絵本。