この絵本の内容紹介あらすじ

おだんごがころがる先にいたのは?

ころがるおだんごをおいかけて鬼の家にきてしまった女の子。
おだんごを気にいった鬼たちにもっと、たくさんつくるようにいわれますが……!

宝をもちかえる女の子の昔話が刺繍と布でえがかれた絵本になりました。

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おひるになったので、むすめは、おだんごを たべようとしました。
すると、おだんごが、ころころころころ、ころがっていきました。

むすめは、もうひとつの おだんごを たべようとしました。
ところが、そのだんごも、また、ころころころころ、ころがっていきました。

あとには もう、ひとつしか おだんごは のこっていません。むすめは、しっかりにぎって たべようとしましたが、さいごのおだんごも、また、ころころころころ、ころがっていきました。

むすめは おだんごを おいかけて、はしりだしました。
(本文より):::::::::::::::::::::::::

絵本「おだんごころころ」の一コマ
絵本「おだんごころころ」の一コマ2

女の子の昔話えほんシリーズについて

あなたが知っている昔話の主人公は、男性が多いのではないでしょうか。女性が主人公の場合も、ひかえめでおとなしい女性ではないでしょうか。絵本になるのはそういう昔話が多いのですが、語りつたえられてきた昔話はもっと豊かで、へこたれずに自分なりの幸せをつかむ、いろんな女性たちが登場します。これまで知られてこなかった、そんな主人公の昔話を絵本にして、これからの世界を生きるこどもたちに贈ります。