この絵本の内容紹介
森でたった一人暮らすハリネズミ。ある春に、物知りのモグラとともだちになりました。目がよく見えなくて土の中に暮らすモグラと、土の上に住んでいるハリネズミでは、見えるものも、好きなものも違います。心配症でおせっかいのハリネズミはつい、モグラの家は暗すぎるんじゃないか、とか、きれいな花を見せてあげたい、とか思ってしまうのですが、モグラにはモグラの世界があることに少しずつ気づいていきます。そして、二人にはもっと大きな違いがありました。命の長さです。いつかやってくるお別れにも、ハリネズミのためにモグラはちゃんと準備をしていたのでした。二人のやりとりがあたたかなユーモアとともに描かれた短いお話8つ収録。
<目次>
ともだちになった日 5
土のなかには音がいっぱい 17
星の川 27
雨の日のとくべつ 33
冬ごもりのやくそく 43
土のなかにはにおいもいっぱい 55
ごはんをたべたくない日 65
わすれない青い空 75
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