この絵本の内容紹介あらすじ

カボチャで作った小人のマノーの家に、ある日、お腹をすかせた小さなこぶたの「レーズン」がやってきました。あんまりちっぽけなので、もとの家を追い出されてしまったのです。その日から、おとなの小人マノーと、小さなレーズンの二人暮らしがはじまりました。突然やってきた小さな同居人は、やんちゃでわがまま、いつもいい子にはしていません。でも、子どもらしさにあふれた無邪気なレーズンを、マノーはいつもおおらかな愛情で包みこみます。

––––「こんな小さいこぶたのめんどうをみるのは、たいへんだろう。だれにでもできることじゃないよ。」
と同情するカラスに、マノーはこんなふうに答えています。
––––「ひとりですむのだって、らくじゃないさ。それに、だれかといたら、それだけで、たのしく時間がすぎるもの」

レーズンとマノー、二人のおかしな毎日を描く、ハンガリーの愛らしいおはなし!