この絵本の内容紹介
おおきな湖のまんなかに、ぽっかり浮かんだちいさい島は、だれも知らない「ねこのしま」。夏の満月の夜、ごせんぞさんをおむかえして、盆おどりをするのです。みんなで浜辺にあつまって、いっせいに目を光らせると……湖のむこうから、ぎょうさんきはった、ごせんぞさんや。
おひさしぶり ごきげんさん あいたかったわ わたしもや
きれいなお月さんがのぼるころ、みなさんお待ちかね、たのしい盆おどりがはじまります。
ねこの おぼんは みょうみょうみょうねこはぎ ねこのめ ねこじゃらしねこの なまえは せかいいちからすのえんどう へびいちごおおいぬのふぐり なんやそれ
月あかりの下、おじいさんもおかあさんも、こどもたちもあかちゃんも、ごせんぞさんも、みんなであつまっておどります。空が白くなって、夜があけるまで、ずっと……。
夏の風物詩・盆おどりを、力強い絵とやわらかな関西弁で生き生きと描いた絵本。