この絵本の内容紹介
もうすぐおゆうぎ会。すみれ組は、『おおかみと7ひきのこやぎ』の劇をすることになりました。あかね先生から、ひとりずつ役が発表されて、背の高いまなちゃんは、おおかみ役をすることになりました。
いっぽう、からだのちいさなかいくんは、強くてかっこいいおおかみ役がやりたくてたまりません。「えー! ぼくがおおかみやりたい!」
ところが、何回練習しても、まなちゃんはだまったまま。かいくんがやきもきしているうちに、とうとう本番の前の日がやってきます。とびきりすてきな衣装を着て、みんなうきうき舞台にあがりますが……「あれ、まなちゃんがいない!」
正反対なふたりの、まっすぐな思いがぶつかって……。子どもたちの「ちがい」が「おなじ」にかわる瞬間を色彩ゆたかに描く、おゆうぎ会の絵本です。