この絵本の内容紹介
ある日、ぶらりとでかけた靴下のあな。とちゅうで4人のなかまに出会います。「どこへいくの?」「べつにどこへも。ただ、よのなかをみたいとおもってね」「じゃあいっしょにいらっしゃいよ」こうしてどんどんどんどん歩くうちに、あなとなかまは一軒の小屋を見つけます。みんなはそこで休むことにしました。みんなが寝静まったその夜、なにかがのっそり小屋に入ってきて……。
半世紀に渡り、家庭文庫やお話の会で語り継がれてきたチェコのお話が、穴あきの絵本になりました。いままでに穴のあいた絵本は数あれど、その穴自体が主人公の絵本はこれが初!? 穴と仲間たちのユーモラスな冒険が描かれます。よくみると、もうひとつの「赤ずきんちゃん」ともいえるお話が隠されています。赤ずきんちゃんとおばあさんは無事だった! そんなところも楽しい、穴あきのしかけ絵本です。