この絵本の内容紹介あらすじ

男の子はお母さんにおつかいを頼まれることになりました。買ってくるものは、産みたて卵を6個とケーキ、それから梨を一山とベーコンです。果たして男の子は頼まれたものを忘れずに買ってくることはできるのでしょうか。

男の子は犬を連れてさっそくおつかいに出かけますが、道中で女性の足を見て「産みたて卵」を「太い大根」と勘違いして覚えてしまいます。

さらに歩いて行くと、次は自転車に乗った男の子がケープを首から掛けているのを見て「ケーキ」と「ケープ」を勘違いして覚えてしまいます。

男の子は、おつかいで頼まれた買ってくるものを頭の中で何度も復唱しながら忘れないようにと心がけますが、復唱していくうちにどんどん買ってくるはずのものが変わっていくのです。

お店に着く頃には、「洗濯バサミを6本と落ち葉かきのレーキと椅子を一山」買うことになっているのでした。そして、男の子は帰りの道中、何か勘違いしていることに気づき始めますが……。

男の子は勘違いしていることにちゃんと気づき、正しいものを買ってくることはできるのでしょうか。男の子のちょっとした勘違いが少しずつ大きくなっていく様子が言葉遊びのようで楽しい絵本です。

英語版は、「たまご(egg)」と「だいこん足(leg)」、「ケーキ(cake)」と「ケープ(cape)」など、より韻遊びになっているので英語教材としても読んでみたいですね。