詩:クレメント・クラーク・ムーア
1779年、ニューヨークに生まれる。神学校でギリシャ語、ヘブライ語、聖書などを教える。1822年のクリスマス・イヴ、自分の子どものために“Account of a Visit from St.Nicholas(聖ニコラス来訪の物語)”と題した詩を贈った。この詩は翌年、新聞に掲載され評判となり、やがて世界中に広がった。今では、“The Night Before Christmas”としてアメリカの有名な古典となっている。
作品一覧を見る絵:ターシャ・テューダー
1915年アメリカのボストンに生まれる。90冊以上の絵本を手がけた、アメリカではたいへん人気のある絵本作家。幼児期からほとんどを田園で暮らす。1972年バーモント州に移り住み、自然あふれる広大な敷地に18世紀の農家を模した家を建て、草花の世話をしながら、小動物とともに質素な一人暮らしを続けていた。作品に『コーギビルの村のまつり』、『ターシャ・テューダーの世界』などがある。2008年逝去。
作品一覧を見る訳:中村 妙子(なかむら たえこ)
1923年東京に生まれる。東京大学西洋史学科卒業。翻訳家。児童書の訳書にB・ジブリ「ようこそナルニア国へ」(岩波書店)、Y・コルチャック「子どものための美しい国」「おやすみなさいトムさん」(評論社)など多数ある。児童書だけでなく幅広い翻訳をしており、現在はイギリスの女流作家ロザムンド・ピルチャーの作品に魅せられ、多くの訳書を出している。
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