絵:ハンス・アウグスト・レイ
1898年に、ドイツのハンブルクで生まれ。幼い頃から動物好き、絵も2歳のときから描いていたというが、絵の学校で正式に学んだことはない。ハンブルクとミュンヘンの大学で哲学と医学と語学を学び、その後、ドイツの大インフレを避けて南米へ渡り、1923年から35年まで、リオ・デ・ジャネイロの親類の商社に勤務。1935年、ハンブルクからきたマーガレットとふたりで広告代理店をはじめ、まもなく結婚してヨーロッパへ新婚旅行に出かけ、そのまま4年もパリに居...
続きを読む・作品一覧を見る作:マーガレット・ワイズ・ブラウン
1910年、ニューヨークに生まれる。児童書の編集者をへて、20代後半から創作をはじめる。多くのすぐれた画家と組み、42年の短い生涯の間に100冊以上の作品を発表した。幼い子どもの感性に訴える文書に定評があり、『ぼくにげちゃうよ』『おやすみなさいのほん』、『おやすみなさいおつきさま』『いぬ おことわり!』など多くの作品が日本でも愛読されている。ゴールデン・マクドナルドの筆名で出した『ちいさな島』により、1947年コルデコット賞を受賞。
作品一覧を見る訳:福本 友美子(ふくもと ゆみこ)
1951年生まれ。慶応義塾大学卒業後、図書館に勤務し、主に児童サービスに携わる。退職後、児童書の翻訳、研究に専念。訳書は、『おぎょうぎのよいペンギンくん』(H・A・レイ作/岩波書店)、『リディアのガーデニング』(サラ・スチュワート文/デイビッド・スモール絵/アスラン書房)など多数。
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