この絵本の内容紹介あらすじ

気の抜けた表情で現れたのはテレビくん。このテレビくんはいい加減なことばかりを言うので気をつけなければいけません。

「きいろの クレヨンは たまごで できているんだよ」
「あかの クレヨンは とまとさ ほんとだよ」

「いちごの ぶつぶつは ごまだよ しってた?」

「しんごうが あかになったら あかい いろの くるまだけ スタートしていいのさ わかった?」

テレビくんは突然現れて突然消えていきます。もしかしたらあなたのお家にもやってくるかも……。

とってもゆるいテレビくんの世界観に引き込まれるようなお話です。読み聞かせながら本当の正解を一緒に考えながら読み進めるとお子さんとの楽しい時間になるかもしれませんね。嘘を見極める力が試される絵本です。

昨今は、フェイクニュースという言葉を耳にすることが増えましたが、作者の五味太郎さんは何か警鐘を鳴らしているのでしょうか?きっと考えすぎですよね。
深読みして注意深くなってしまうのが私たち大人の性分ですが、子どもたちはきっと純粋に絵本の世界観を楽しんでいることでしょう。私たち大人もそんな子どもたちの純粋さを見習う必要があるのかもしれませんね。