あのね、サンタの国ではね・・・

この絵本の内容紹介（あらすじ）

北の果ての美しい森の中では、大勢のサンタが仲良く暮らしています。のっぼなサンタ、痩せっぽちのサンタ、色黒のサンタ……ここには個性豊かなサンタが暮らしているのです。

その個性豊かなサンタの中でも、大きくて立派な髭を生やしたグランサンタと呼ばれるサンタは、みんなから愛される存在です。

1月のこと、新年の挨拶に大勢のサンタがグランサンタの家に集まります。

そして、2月になると子ども達からのお礼の手紙がどっさりと届きます。

3月には雪も溶け、サンタ達は子ども達のプレゼント作りに大忙し。

4月はトナカイ学校の入学式。ソリを引いて空を飛ぶ練習を熱心に取り組みます。

5月になるとサンタ達は体力測定を行います。クリスマスイブに世界中を飛び回るサンタ達は、丈夫でなくてはならないのです

6月は梅雨時期。大事なソリが錆びないようにサンタ達は手入れを欠かしません。

そして、7月、8月、9月……とサンタ達は忙しい日々や楽しい休暇を過ごします。サンタ達はクリスマスシーズン以外にもするべきことがたくさんあるのです。

サンタにも普通の人と同じように日々の営みがあることを知ると、なんだか親近感が湧いてきます。子ども達にプレゼントを届けるためにサンタ達が一年を通して働いていることを知ると、感謝の気持ちも芽生えてくるはず。