この絵本の内容紹介
ぽっぷは、とっても元気なうさぎの子どもです。野原を駆け回っては飛び回って楽しそうに遊びます。
もぐらのおじさんが、もう少し静かにするように言い聞かせますが、ぽっぷは足が勝手に跳ねてどうにもできないと言います。
ぽっぷが「足は走るためにあるんだよね」と言うと、もぐらのおじさんは「では、その耳は何のためじゃ」と尋ねます。
ぽっぷが「よく聞くためだよ」と答えると、もぐらのおじさんは「むこうの林で遊べ」と不機嫌な様子です。
ぽっぷが林に駆けていくと、リスが木の上からパラシュートのように尻尾を上手に使って降りてきました。
ぽっぷがリスの尻尾を羨ましそうに見ていると、次はサルが木の枝に尻尾を巻いてぶら下がっています。
ぽっぷは自分の短い尻尾が何のためにあるのか気になり始めます。耳は聞くため、足は駆けるため、鼻は匂いを嗅ぐため・・・、でも尻尾は何のためにあるのか皆目見当がつきません。
そこで、ぽっぷはお母さんに自分の尻尾が何のためにあるのか尋ねるために帰ることにしますが・・・。
リスやサルやウマ、他にもたくさんの動物が登場します。そして、どの動物の尻尾にも何らかの役割があるのです。ぽっぷの尻尾にも意味はあるのでしょうか。