この絵本の内容紹介
重力はいろんなモノを地球に落とします。もし、重力が存在しなければ、全てのモノが地球から宇宙に向かって浮いてしまうのです。
それだけではなく、重力が存在しなければ、月が地球から離れていき、さらには地球も太陽から離れてしまうのです。
重力はとても大事な力で、重いモノほど強い重力があるのです。そして、重力というのは、自分より軽いモノを引っ張るのです。そういうわけで、地球は太陽の近くに留まることができ、月は地球の近くに留まることができるのです。
誰でも知っているようで誰も本当はよく知らない、そんな重力のことを分かりやすく描いた科学絵本です。
テキストは少なめですが、地球や太陽、そして宇宙を美しくもダイナミックに描き出したイラストが、重力とは何かを直感的に語りかけてきます。また、絵本の最後では、重力の性質を余すことなく図解付で説明します。
直感的にも論理的にも、多角的に重力とは何かを教えてくれる絵本です。目に見えないものを理解したり、自然の摂理の一端に触れてみることは、子ども達の好奇心や感性を育んでくれることでしょう。
重力は、実は私達の生活に欠かすことのできない、常に身近な存在として影響しています。そして、重力を知ることは科学の基本を知ることと言っても過言ではありません。ニュートンやアインシュタインも生涯をかけて研究した重力に、少しだけでも興味を注いでみてはいかがでしょう。科学とふれ合うきっかけ作りにぜひこの絵本を活用してみてください。