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絵本
語りつがれた日本の民話の中から《なぜ》のおはなし3つ。「おそばのくきはなぜあかい」「おししのくびはなぜあかい」「うみのみずはなぜからい」。初山滋氏の美しい幻想的な画面が子どもの夢を広げます。
作家、翻訳家。『クマのプーさん』『ちいさいおうち』「うさこちゃん」シリーズなど数々の欧米児童文学の翻訳を手掛けながら、『ノンちゃん雲にのる』等の創作も行い日本の児童文学普及に貢献した。2008年没。
東京に生まれる。小学校卒業後、金属商、模様画工房に奉公に入り、後に日本画家の井川洗厓に学ぶ。1919年に童話雑誌「おとぎの世界」の表紙を描いて注目を集め、以後、絵雑誌「コドモノクニ」など、子どもの本の仕事を数多く手がけた。西欧の美術思潮に刺激を受けながらも、日本の装飾画や浮世絵などの伝統と美意識をその根幹に据え、独創的な作品を展開。1927年、武井武雄、岡本帰一らと日本童画家協会を結成。主な絵本に『おそばのくきはなぜあかい』<19...