文:マージョリー・フラック
米国の絵本作家。ニューヨーク州グリーンポート生まれ。ニューヨークのアート・スチューデンツ・リーグで学び、1919年にカール・ラーソンと結婚し、翌年娘ヒルマが生まれる。明快なストーリー、鮮やかで明るい色彩とはっきりした輪郭線でまとめられた絵を特色とする。主な作品に「アンガスとあひる」(’30年)をはじめとするアンガスシリーズ5冊、「おかあさんだいすき」(’32年)、「あひるのピンの話」(’33年)などがある。
作品一覧を見る絵:大沢 昌助(おおさわ しょうすけ)
1903年生まれ。独自のリアリズム絵画を展開した後、すべての制約から離れることで、具象、抽象という枠組みを突き抜けた作品を発表。見るものに新鮮な感動を与えた。1954年から1969年まで多摩美術大学教授を務めた。1997年永眠。
作品一覧を見る訳:光吉 夏弥(みつよし なつや)
1904年11月20日、佐賀県唐津市生まれ。本名は「積男」。慶應義塾大学経済学部卒。翻訳家であり、絵本研究家。岩波書店刊の絵本『ちびくろ・さんぼ』(1953年初版)の翻訳者として知られる。ほかに、ハンス・アウグストとマーガレットのレイ夫妻の「ひとまねこざる」シリーズ、サマセット・モームの唯一の児童文学『九月姫とウグイス』の翻訳などを手がけた。1988年、没。
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