文:グリム兄弟(ぐりむきょうだい)
●ヤーコプ・グリム(1785-1863) ●ヴィルヘイム・グリム(1786-1859) ドイツの文献学者、言語学者。ハーナウの弁護士の家に生る。学究肌の兄ヤーコプと詩人肌の弟ヴィルヘルムは、常に行を共にし、ドイツ民族の魂の発露たるものの収集、刊行、研究に情熱を注ぎ、ゲルマン文献学に大きな功績を遺した。その成果は『子供と家庭のための童話』『ドイツ伝説集』、代々の学者に引きつがれて1961年に完成した『ドイツ語辞典』等。兄には大作『ドイツ語...
続きを読む・作品一覧を見る絵:バーナデット・ワッツ
1942年、イギリス生まれ。幼い頃からビアトリクス・ポターの作品やグリム童話に親しむ。ケント州のメイドストーン美術学校で学んだ後、絵本作家のブライアン・ワイルドスミスに師事した。『赤ずきん』(岩波書店)、『ヘンゼルとグレーテルのおはなし』(BL出版)などのグリム童話や、アンデルセン童話の絵本で高い評価を得る。また、『ピーター』(BL出版)などの創作絵本も手がける。
作品一覧を見る訳:相良 守峯(さがら もりお)
ドイツ文学者。第四高等学校、東京大学に学ぶ。第一高等学校教授を経て東大教授。中世ドイツ語・ドイツ文学の権威。『中世叙事詩の研究』 (1948) などのほか,『木村・相良独和辞典』 (木村謹治と共編) 、『独和大辞典』により多大の貢献をした。また翻訳も多く、特に『ニーベルンゲンの歌』、ゲーテ『ファウスト』は有名。 1952年「日本ゲーテ協会」を再建、主宰。 68年西ドイツゲーテ協会のゲーテ金賞、85年文化勲章受章。
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