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福岡県北九州市若松区の小さな印刷屋で生まれる。
1981年に東京演劇アンサンブルの俳優養成所にお世話になるが、卒業と同時に挫折。86年頃、写真家の本橋成一氏が率いる、東中野・ポレポレ坐の立ち上げに全面参加。在籍中は数々のイベントに着手。
87年頃より、屋号・猫柳あけみ として、店舗ロゴやイラストルポ、雑誌のカットや装画、ポスター等のイラストレーションの仕事を始め、2000年前後には、屋号・ネコヤナギジムショ として、絵描きグッズ制作販売、メキシコやバリに暮らす現地の友人たちとツアーを主催する等々、本業以外の雑多な仕事にもあれこれ没頭。
2004年より木版画の制作を開始。同年、初個展『快楽人魚展』を開催。
初の木版画絵本は小川未明(1961年没)『砂漠の町とサフラン酒』(架空社 2005年)。初の創作絵本は『ヤマネコ毛布』(パロル舎 2007年、新装版は復刊ドットコム 2015年)。2009年に東京・中野から神奈川・百合ヶ丘に転居。屋号を「樹の実工房」と改める。
2016年、石牟礼道子『水はみどろの宮』では木版画と紙版画を組み合わせた約50点の挿画を製作した。
そのほか、展示やイベントの開催は多数。近年はクラシックギター奏者の末森樹氏とのヂュオで朗読やライブも行うようになった。
2017年夏に北九州 若松へUターン移住。山福朱印刷内のアトリエ「樹の実工房」で活動。
掲載数:11冊