条件検索
東京に生まれる。小学校卒業後、金属商、模様画工房に奉公に入り、後に日本画家の井川洗厓に学ぶ。1919年に童話雑誌「おとぎの世界」の表紙を描いて注目を集め、以後、絵雑誌「コドモノクニ」など、子どもの本の仕事を数多く手がけた。西欧の美術思潮に刺激を受けながらも、日本の装飾画や浮世絵などの伝統と美意識をその根幹に据え、独創的な作品を展開。1927年、武井武雄、岡本帰一らと日本童画家協会を結成。主な絵本に『おそばのくきはなぜあかい』<1954>『もず』<1967>などがある。木版画の仕事も多い。
掲載数:5冊