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1908(明治41)年、静岡県磐田郡二俣町(現:浜松市天竜区二俣町)に生まれ、19歳で石井林響、次いで西山翠嶂に師事しました。
28歳の時に、昭和11年文展鑑査展で選奨を受賞するなど、早くから官展で実績を積み重ね、画家としての地歩を固めました。戦後間もなく、新しい日本画の創造を目指して「創造美術」(現:創画会)の結成に参加すると、官展時代の作風から脱却し、西洋絵画の特質を取り入れるなどして、人物画に新境地を開きました。
1962(昭和37)年、54歳の時、大学の客員教授としてインドに滞在して以来、インドに魅せられ、たびたび当地を訪れては、風景や人々、寺院などをモチーフに作品を描きました。また、アフガニスタン、ネパール、カンボジア、アフリカにも旅行して創作のアイデアを求め、93歳で亡くなるまで絵筆を取り続けました。
1999(平成11)年にはこれまでの業績が認められ、文化勲章を受章しています。
掲載数:8冊