この絵本の内容紹介あらすじ

お正月の朝は一年の始まりの朝。いつもと違う新しい気持ちがするのです。

そんなお正月の朝はまるでパーティーのよう。男の子の家でもおせち料理やお雑煮が食卓に並びます。

一年間の厄除けに飲むのがおとそですが、どうしてお雑煮をお正月に食べるのでしょう。

「ぞうみたいに おおきくなるように?」

そうではありません。おせち料理には、それぞれにおめでたい意味があるのです。

鯛は「めでたい」。黒豆は「まめにくらせるように」。海老は「長生きするように」。

食事を終えると、待ちに待ったお年玉です。それから年賀状。そして、家族揃って初詣に出発です。

七福神の到来!?

「お、ぼうや、いい たこ えらんだね。たからぶねの たこは、ふくを はこんでくれるんだよ。よく あがるほど、ふくがくる。」

男の子は参道の端っこで凧を買い、さっそく凧揚げに。

「ぼくの たこ、てんまで あげれ!」

そうして男の子が凧を揚げていると、糸の先に宝船が……。

「どんどん まきとれ!」
「ぐいぐい まきこめ!」
「やれ ひけ!」
「それ ひけ!」

宝船からは賑やかな声が聞こえてきます。そして、地上まで降りてくると船から出てきたのは七福神。

大黒天に毘沙門天に弁財天、福禄寿や寿老人や布袋尊、そして恵比寿。派手な衣装の神様達が勢揃いです。

ひょんなことから七福神に遭遇した男の子は願いを叶えてもらえることとなり……。


ピクトブック編集部の絵本談議

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この絵本には七福神の説明も添えてあるよ。

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大黒天と毘沙門天と弁財天べんざいてんはインド出身。福禄寿と寿老人と布袋尊は中国出身。そして、恵比寿は日本出身なんだね!