絵本

さくら

お国のために桜のように散ることが正しいことなの?日・中・韓の絵本作家が綴る平和絵本。

この絵本の内容紹介あらすじ

日本の童心社、中国の訳林出版社、韓国の四季節出版社により共同出版された、平和絵本シリーズのひとつです。

「さくら」は、戦時中の少年が成長する様子を描いています。
この時代の多くの子どもがそうであったように、浸透している軍国主義に対してなんの疑問も抱くことなく大人になっていきます。中国との戦争が侵略戦争だったことや、ずっと前から朝鮮を植民地にしていたことも知らず、「ぼく」は小学生になります。

小学校の教科書に「兵隊の行進」の挿絵が載っている時代ですから、床屋のおにいさんが出征したときも、無邪気に送り出しています。
お兄さんが戦地に赴くの意味を理解していないのです。学校教育の恐ろしさを感じます。

「学校で習うことは正しい」ものであったはずです。先生の言うことは絶対で、疑ってはならないのです。
おかげで「ぼく」は、立派な軍国少年に育っていきました。

桜のように美しく散れ、潔く死ねと言われ続けた「ぼく」は、国のために死ぬ覚悟はできていました。
しかし、強気でいられたのも、そこまで。次第に戦況は悪化しました。多くの人の尊い命を奪って戦争が終わりました。

稼ぎ頭の父親を亡くした「ぼく」の家は困窮します。
そこで、ようやく「ぼく」は、戦争を疑い始めました。

出版社からの内容紹介

桜の花咲く春に生まれたぼく。その年に侵略戦争が始まり、教科書も新聞も戦争の色にぬりかえられました。ぼくも桜の花のように散れ、散れと教えられます……。しかし、戦争が終わり、父を失い、多くの人が亡くなり、家族の生活は悲惨さを極めます。大人になったぼくに、桜の老木が語りかけます。「戦争だけはぜったいにいかん!」と。
日本の絵本作家が呼びかけ、中国、韓国の絵本作家とともにつくる、「日・中・韓平和絵本シリーズ」の1冊。

出版社「童心社」より
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