この絵本の内容紹介あらすじ

コッコさんは保育園で独りぼっち。みんなと打ち解けられず、部屋の隅にいたり、庭の隅にいたりしました。

ある日のこと、「さあ ふたりずつ てを つなぎましょう」と先生が言いました。その言葉を聞いて、いつも独りぼっちのコッコさんは困ってしまいます。

そんなとき、もう一人困っている女の子がいました。その女の子の名前はアミちゃんです。

コッコさんも独りぼっち。アミちゃんも同じように独りぼっち。二人はお互いにモジモジしながら近くに寄りました。

偶然にも二人は紫色の似たような服を着ています。そのおかげで親近感を覚えると、そっと手を繋ぎました。

すると二人は段々と嬉しくなり、あっという間に友達になりました。それ以来、来る日も来る日も二人は一緒です。

絵本「コッコさんのともだち」の一コマ

ところがある日、二人は喧嘩をしてしまい……。さて、コッコさんはアミちゃんと仲直りできるのでしょうか。


独りぼっちのコッコさんが保育園で友達を見つけるお話です。初めてできた友達のアミちゃんと喧嘩をしてしまいますが、それがきっかけで二人の友達の輪が広がります。

最初の友達ができるまでは、何かと時間が掛かるものです。ところが、一度友達ができると、あっという間に輪が広がっていきます。そんなコッコさんの様子が描かれます。

保育園や幼稚園に入園したばかりの子ども達は、コッコさんのような経験をしたことでしょう。大人であっても、初めての環境に飛び込むときは、同じような経験をしているはずです。

まだ独りぼっちの子ども達に、そっと勇気をくれるような絵本です。