絵本

絵とき ゾウの時間とネズミの時間

寿命が短いことはかわいそうなことなの?
いろんなことを比較してみると違ったことが見えてくる!?

この絵本の内容紹介あらすじ

ガリバーが小人国に流れ着くと住人は驚きを隠せません。なぜなら、ガリバーは小人国の住人の12倍の背丈もあるのです。陛下は、ガリバーの食事の量も12倍なのかと疑問を抱きます。

その疑問に割って入るのが小人国の博士。この巨人は、1728倍の体重があるので食べる量も1728倍あるのではないかと言うのです。そして、体重を基準に食べる量を推測できる理由やガリバーの体重を推測できる理由を論理的に、図を用いて説明します。

また別の博士は、食べる量は体の表面積に比例するので144倍だと言います。そして、表面積を基準に食べる量を推測できる理由やガリバーの表面積を推測できる理由を論理的に、図を用いて説明します。

体重説なら1728倍、表面積説なら144倍、小人国の住人の何倍の量を食べるのかで二人の博士は議論を展開します。大きく異なる二つの説ですが、正解は185倍なのです。では、この正解はどうやって導き出すのでしょうか。

表面積を基準とした説が近い数字ではありますが、この問題はそう単純ではないようです。いろんな体重の動物達の食べる量を調べるとその正解を導き出せるのだといいます。

30gの体重のハツカネズミの食べる量を1とすると、体重が10倍のネズミの食べる量は5倍、体重がそのまた10倍の3kgのウサギの食べる量は25倍・・・・。そうやって動物達の食べる量を調べると、体重と食べる量の関係性が見えてくるのだとグラフを用いて説明します。

そして、体重と食べる量を比較すると、大きい動物のほうが体重の割に食べる量が少ないことが見えてきます。いろんな体重の動物がいますが、その違いを比較すると面白いことがいろいろ分かります。小さいことでいいことがあること、大きいことでいいことがあること、それぞれの生き方があるのだと教えてくれます。

人間の心臓は1分間に60〜70回打つのだと言います。人間と違ってハツカネズミは600回、ゾウは30回、大きい動物ほどゆっくりと脈を打つのです。

また、息を吸って吐く間隔も体の大きさで違いがあると言います。ハツカネズミは息を吸って吐くのに0.4秒しかかかりませんが、ゾウは8秒もかかるのです。

息を吸って吐く間隔と心臓が打つ回数を比較すると、また面白いことが分かってきます。どんな大きさの動物でも一回息を吸って吐く間に心臓は4回打つのです。そして、どんな動物でも一生に心臓を打つ回数は15億回です。

大きな動物ほどゆっくり動き長生きし、小さい動物は素早く動き寿命は短い。寿命が短いことはかわいそうなことなのでしょうか。いろんなことを比較してみると違ったことが見えてくるはずです。

出版社からの内容紹介

大きくてゆったりしたゾウ。小さくてチョコマカしてるネズミ。でも、一生に心臓がうつ回数を調べると、アレ?意外な事実の積み重ねから、動物たちの生き方がくっきり見えてきます。

出版社「福音館書店」より
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