この絵本の内容紹介あらすじ

前の日からお弁当のサンドイッチの準備をして、ピクニックをとても楽しみにしていたセレスティーヌですが、ピクニックの朝はあいにくの雨。しかもどしゃぶりです。

アーネストは、落ち込むセレスティーヌにある提案をしました。それは、『今日はとても良い天気だというつもりになること』です。二人はどしゃぶりの雨の中を、お弁当を持って傘をさして出掛けていきました。

お手製の雨宿りのテントを作り、そこで雨をしのいでお弁当を広げ、ピクニックを楽しみました。二人にはもう雨なんか関係ありません。天気が味方しなくても二人には最高のピクニックなのです。

文句をつけてきた地主をも二人はテントへ引き込んで楽しい時間へと変えてしまいました。外はどしゃぶりの雨だけれど、気分次第で楽しいものになるのだと、セレスティーヌとアーネストが教えてくれます。

ピクニックの予定がもしかしたら雨で中止……ということがあるかもしれません。アーネストのようにとまではいきませんが、『つもり』になることで落ち込んだ気分が楽しいものへと変わる希望が持てます。
雨をしのげる屋根さえあれば外でもピクニックができますし、例えば家のなかでシートを広げるだけでも楽しいですよね。そんな発想の転換を教えてくれる絵本です。