満月のきれいな夜は、大人でもうっとり見とれてしまいますよね。秋の澄んだ空に、はっきりと見える満月は格別に美しいものです。中秋の名月を見たことのない子ども達にとって、大きく丸く輝く月は、さらに神秘的な印象を受けることでしょう。
十五夜にすすきやおだんごをお供えし、秋の実りに感謝する風習は、今ではずいぶん少なくなってしまいました。野菜やお米も「作るもの」ではなく「買うもの」になってしまい、今はスーパーに行けば一年中食べたいものが手に入る時代です。月の満ち欠けや自然のサイクルに則した十五夜の風習は、現代ではなかなかイメージが湧きにくいのかもしれません。
それでも、お月見をテーマにした絵本は意外と数多くあり、正統派のものからおもしろ系までジャンルもさまざまです。今回は十五夜・お月見を題材に描いた絵本をご紹介させていただきます。
お月見がテーマのおすすめ絵本
お月見やピクニックの楽しさ、そして月を眺めながら誰かに想いを馳せる素敵な心情を描いた絵本。
おしゃべりなバスに乗ってお月見へ出発! ところが、お供えした団子をうさぎに盗まれてしまい……。
「はこでんしゃ」に乗って秋風が心地よい空へ出発! 曇り空にお月見はできるでしょうか?
ススキ取りに出掛けた子ども達。そこで見つけたのは光るうさぎ!?その正体とは……。
空はどんより曇り空。しまいには雨も降り出し……。無事にお月見会はできるのでしょうか?
うさぎの国の十五夜は年に一度の大行事!でも、お月様の様子がなんだかおかしい……。
お月様がついてくるのは私のことが好きだから? 子どもならではの発想が可愛くて面白い絵本。
お団子を食べるとぷかぷか浮いて……。お団子パワーで着いた先は?月から地球を眺める青い十五夜!?
三日月は痩せているの?満月は太っているの? ひょろひょろの細い三日月に美味しい食事を振る舞うおばあさんの愉快なお話。
たぬきのお月見は気合いが違う! たぬき達はお月様を喜ばせるためにせっせと準備を始めます! その準備とは……。