この絵本の内容紹介あらすじ

おはなしすることは、ちょっとにがて。でも想像することは、すごくすき。

ある日、お話しすることのちょっと苦手な男の子が、お母さんにしかられます。それは、お母さんが大切にしている置物を、ねこのキャンディが壊してしまったからです。でも、それを言ったらもっと叱られました。

「もうぜったい ママとは はなさないぞ」

でも、その夜、彼は“ふきだしくん”と不思議な出会いをします。
そして“ふきだしくん”が連れて行ってくれる世界で、少しずつ彼の心には、ある変化が芽生え始めるのです。

「いっぱいおはなしできて、たのしかったなぁ・・・」

こうして彼は少しずつ、お話しすることの大切さを覚えていきます。

子ども達にはいろいろな性格の子達がいて、中には少し引っ込み思案な子どももいます。でもどんな子どもでも頭の中は、豊かな想像力でいっぱいなのです。
そんな子ども達の一番の理解者は、お父さんやお母さんではないでしょうか?
この絵本は親子のための、コミュニケーションツールとして、全ページあっと驚く工夫がされ「何度も何度も読み返し、使える絵本」なのです。

作者はイタリア・ボローニャ国際絵本原画展入選作家で、「ねこになりたい」の作者、山口哲司の第2弾作品です。新たに描く山口哲司の新境地の画風も魅力満載です。

絵本「ふきだしくん」の一コマ
絵本「ふきだしくん」の一コマ2